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14日まで「戦争と平和を考える展示会」 鋸南

2021年11月05日 03時00分
展示の前で会員ら=鋸南

鋸南町の道の駅きょなんで、地元有志でつくる「明日の鋸南町を考える会」による「戦争と平和を考える展示会」が開かれている。同会の結成から20年を振り返る内容で、昭和20年に起きた列車銃撃事件「市部瀬の惨劇」や計6回の講演会、紙芝居など主な活動が詳細に展示されている。14日まで。

同会は、平成12年に初の女性町議会議員が誕生したことを期に、住み良い鋸南町を目指して発足。米軍戦闘機が列車に機銃掃射し死者13人、負傷者46人を出した市部瀬の惨劇に対しては、22年に献花をはじめ、23年には寄付を募って「恒久平和祈念の碑」を建立した。平和を考える活動で地域内外の戦争経験者が講演して、多くの証言を集めた。

20年の節目を迎え、今年1月に逝去した安藤恵美子会長(享年97歳)をはじめ、今は亡き会員3人をしのび、展示会を開いた。

展示されているのは、会で編さんした「平和への願い」の冊子や毎年献花を続ける祈念碑での活動、講演会の記録など。戦時中を生き抜いた会員の記憶を合わせ、多角的に戦争体験が記されている。出征した兵士に贈られた日章旗や「武運長久」の字が縫われた千人針の布地、防空頭巾、腹巻きなど寄贈された遺品もある。

事務局長の山野井孝子さん(93)は、「戦争経験者が次々とこの世を去る中、貴重な資料。ぜひ、多くの若い人にも知ってほしい」と来場を呼び掛けている。

時間は午前9時から午後5時まで。月曜休館。

問い合わせは、山野井さん(0470―55―2227)へ。

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