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教職員らが避難所の運営方法学ぶ 南房総

2021年11月06日 03時00分
HUGを行う教職員ら=南房総

南房総市はこのほど、丸山公民館で市内の子ども園、小中学校の安全担当職員や市教委の職員ら21人で防災担当者会議を開いた。市消防防災課職員を講師に「避難所運営ゲーム(HUG)」を行い、有事に向けて意識を高めた。

防災教育に力を入れている同市。平成24年度からは、自分の命は自分で守ることのできる子の育成を目的に、さまざまな場面を想定した一斉避難訓練を続けるなどしている。

今回の会議は、小中学生の大半が東日本大震災後に生まれていることから、教職員が知識を深め、子どもたちに防災の大切さを教えるとともに、災害発生時に学校等が広域避難所となることから、避難所運営を学んでもらおうと行われた。

HUGでは、富山学園を避難所に設定し、マグニチュード6・8の大地震が発生、停電、断水が起きたとの想定で、参加者は3グループに分かれて避難所の運営を机上で疑似体験した。

参加した教職員たちは、受付をはじめ運営本部、居住スペース、立ち入り禁止場所などを設定し、さらに、家族連れや高齢者、ペット連れといったさまざまな条件が書かれた避難者カードを配置。また、トイレが使えないなどの条件下で解決法を互いに話し合いながら進めた。

この他、同市生涯学習課の酒匂喜洋学芸員から元禄地震や関東大震災による同市内の被災状況について講話を聴き、知識も深めた。

同市教委では「大震災を経験している子どもたちが少なくなっている中、教職員が知識を深めることで、自分で命を守ることの大切さをしっかりと教えていってほしい」と話している。

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