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JRバス関東が観光拠点再生へ実証実験 館山

2021年11月13日 03時00分
館山市西岬地区でJRバス関東株式会社が行う「既存観光拠点の再生・高付加価値化推進事業」の内容が正式に決まった。観光庁の補助を受けた総額5000万円の事業で、地域内の6団体や東京大学が協力。乗合バスと連結したスモールモビリティの実証実験やワーケーション環境の整備などが計画されている。

コロナ禍で深刻な影響を受ける観光地域の再生を目的とした公募事業。区分1~3に分けられ、区分2(事業者連携型)は全国128件が選ばれ、安房では3団体が採択されている。事業は今年度まで。

同社の事業では、株式会社こがね(花しぶきリゾート)、休暇村館山、オステリアベッカフィーコ、合同会社AWATHIRD、NPOゴンジロウ――の5団体が参加。

5つある計画は、▽東京大学の研究と共同で、高速バスや路線バスのバス停とグリーンスローモビリティ(時速20キロ以下の小型電動車)を連結させ、観光客や住民が自動車利用がなくても移動できる実証実験▽モビリティで地域をつなぎ長期滞在を促す旅行スタイルのモニターツアー▽ホテル「花しぶき」宴会場をワーケーション共用空間へ改修し、宿泊者以外も利用できるように整備▽農水産物をバスに乗せ(貨客混載)、路線バスの有効活用を図り、館山駅東口などで販売▽路線バスに自転車積載ラックバスを増便してレンタサイクルが乗り捨て可能になるように実証運行――で、モビリティについては、今後地域住民向けにセミナーも予定されている。

同社では、「高齢者や障害者も移動の障害を感じることなく、地元住民や地域活動する大学生との交流も可能にする包摂的観光を目指したい」としている。

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