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長狭学園で男女共同参画セミナー 鴨川

2021年11月16日 03時00分
講話する岩本副主査=鴨川

鴨川市の小中一貫校・長狭学園(松本幸雄校長)で9日、同市主催の男女共同参画セミナーがあった。県の職員が講話し、同校の小学5年生から中学3年生まで約120人が、性別に関わりなく誰もが尊重される社会について考えを深めた。

男女平等意識の醸成や、固定的な性別役割分担意識の解消を目的に平成26年に始まり、6年目の事業。これまでは中学生のみを対象にしていたが、今回から小学生高学年にも対象範囲を広げた。

県総合企画部男女共同参画課の岩本直樹副主査が、統計調査をスライドに示し、大学や大学院への女性の進学率は男性より低くなっていることや、日本の男性は子育て期の家事参加時間が欧米に比べ短いなど、男女間にある格差を解説。

「女なら家事をして当たり前など、無意識に思っていることも、実は違うんじゃないかと考えてほしい。一人一人が生きやすくなり、幸せな環境をつくるにはどうしたらいいのか考えて」と伝えた。

また、交際相手など親密な関係にある人を暴力で支配、コントロールする「デートDV」について説明。「恋愛関係なら相手に対して特別な権利があるとか、相手は自分のものという考えは間違い」と強調した。

「最後は男子が決めて、と無意識に思うこともあったと気付いた。もしデートDVかなと思うようなことがあったら、自分の視点だけじゃなく、周りの客観的な意見も聞いて対策しようと思った」と鈴木心乃美さん(中学3年)。原芳仁君(小学6年)は「男子は力持ちで、重いものを持つ仕事をしないといけないという思い込みがあったけど、お互いに助け合わないといけないと思った。もし誰かと付き合ったら、優しく接したい」と話した。

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