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3地区の小中・子ども園で防災訓練 南房総

2021年11月24日 03時00分
迎えに来た家族と一緒に帰る児童=南房総

南房総市の富浦、三芳、白浜地区の子ども園、小中学校などを対象とした防災訓練が18日、行われた。学校で活動中の被災を想定した訓練で、子どもたちとその家族、教職員らが、もしものときの備えとした。

同市では「自分の命は自分で守ることができる子の育成」として、防災教育に力を入れている。学校ごとにさまざまな場面を想定しての一斉訓練は、平成24年から続けられている。

毎年この時期は、学校で活動している午後2時ごろに南房総市内で震度6の揺れを観測する地震発生、大津波警報の発令を想定して訓練を実施している。

児童生徒らが避難行動を確認。また、子どもたちの預かり、引き渡し訓練が展開され、災害発生時の命を守る行動の在り方や、安心・安全な状況を整えた上での預かり、引き渡しについて検証している。

富浦小学校(酒匂みどり校長、児童数203人)は、防災無線での合図で訓練を開始。高台に避難するなどの行動を取った。

避難先での預かり、引き渡しを想定して、訓練は同市の富浦体育館で実施。入り口で教職員らが児童を迎えに来た家族の名前などを確認後に体育館内へ案内。コロナ禍の被災で、密な環境をつくらないようにするなどの配慮をし、スムーズに進めていた。児童らは、静かに待機をし、呼ばれると速やかに支度をして、担当教諭の確認を経て、家族と並んで帰った。

防災教育に積極的に取り組み、起震車の体験などを展開している同校。石井里佳さん(6年)は「起震車での地震の体験やきょうの訓練で、防災への意識が変わった。一つ一つの訓練の機会を大切にし、もしものときの備えにしたい」と話した。

26日は、富山、千倉、嶺南(丸山、和田)地区を対象に実施。同市教育委員会では、各学校から課題や意見を集約し、今後の訓練や避難に生かすという。

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