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鴨川の明治神宮崇敬講が白酒と稲穂を奉納

2021年11月26日 03時00分
白酒を持って奉納に向かう崇敬講の役員ら=東京

鴨川市明治神宮崇敬講(真田博夫講元)は23日、東京都の明治神宮で執り行われた新嘗祭で、同市北小町の主基斎田で収穫した「長狭米」のコシヒカリを原料にした白酒と稲穂を奉納した。

天皇が即位後行う大嘗祭(だいじょうさい)では、儀式のために神聖な水田を選ぶための占いである亀卜(きぼく)を行い、全国から「悠紀斎田」「主基斎田」を選ぶ。明治4年の明治天皇の大嘗祭では、安房国長狭郡の水田が「主基斎田」として選ばれた。

この栄誉を記念し、大正時代に入り、地域では村名を「主基村」に改称。斎田には記念公園が設けられ、現在も同所でコメがつくられている。

昭和55年から、地域の歴史と文化、明治神宮との絆を残そうと、旧主基村5地区(北小町、成川、南小町、上小原、下小原)の住民で、同崇敬講を結成。毎年、新嘗祭で、同斎田で収穫したコメを原料に地元の亀田酒造が醸造した白酒と、稲穂を奉納している。

この日は、明治神宮で午前8時半ごろ、同崇敬講を代表する7人が、持参した9リットルの酒樽2つから、お供えする瓶子に酒を移し替え、稲穂を献上。白酒は新嘗祭で、神前に献饌された。稲穂は、1年間を通じて、各種祭典に使用される。

式典後のなおらいで、明治神宮は「崇敬講の皆さまには感謝するばかり。農業は国の基本。われわれも奉納を受けるだけでなく、長狭米をPRしていきたい」と、感謝の意を表した。

真田講元は「努力を惜しまず、できる限りずっと奉納を続けたい」と絆の継続を互いに願った。

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